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歯に関する悩み 2021/10/06

歯と歯茎のすき間「ブラックトライアングル」ってどんなもの?

歯列矯正のことを調べていると「ブラックトライアングル」という言葉を目にすることがあると思います。

矯正治療の副作用とリスクにもよく記載されるように、このブラックトライアングルは矯正治療で起こりうる問題の一つです。

今回はそんな歯と歯茎のすき間「ブラックトライアングル」についてお話しします。

1.ブラックトライアングルとは?

矯正治療をすると、歯並びは綺麗に並んで歯と歯はぴったりとくっついたのに、歯と歯茎の間に隙間ができることがあります。

この隙間のことを「ブラックトライアングル」といいます。名前の通り黒い三角形に見えることから、そういわれています。

できやすいのは主に前歯で、特に下の前歯によく見られます。
一方、奥歯ではまず起こりません。

2.ブラックトライアングルはなぜできるの?

ブラックトライアングルができる直接の原因は、歯茎が下がるためです。これは歯茎の骨が関係しています。

歯茎の下には歯を支えるための骨(歯槽骨)があり、歯茎の高さはこの骨にあわせて決まります。

ブラックトライアングルが起こりやすい前歯は、根に近づくにつれて横幅が狭くなる逆三角形をしています。

そのため、歯茎が下がり歯の根元の方が露出してしまうと、歯茎に近い部分ですき間が生じて「ブラックトライアングル」となります。

歯列矯正だけでなく、加齢に伴う歯肉退縮や、歯周病もこの骨を減少させる原因となるためブラックトライアングルが起こることがあります。

3.歯列矯正でなぜできやすいの?

もちろん、歯列矯正をしたからといって必ずブラックトライアングルができてしまうわけではありません。

歯列矯正を行うことによってブラックトライアングルができやすくなる原因は、主に2つです。

➀歯列矯正の結果、歯ぐきの腫れが改善されるから
➁もともと歯槽骨が不足している部分にも歯を並べるから

➀矯正の結果、歯ぐきの腫れが改善
矯正治療前の歯並びがガタガタの場合、歯が重なり合っていて、歯と歯の間は非常に狭くなっています。

歯と歯の間には、食べかすやプラークがたまりやすく、ブラッシングがしにくいため、歯茎は炎症を起こして腫れていることがよくあります。

炎症があまりなくても、歯と歯に挟まれ、歯茎は盛り上がったようになっています。

矯正が進むにつれ歯磨きで汚れが落としやすくなり、盛り上がっていた歯茎が平らになって、健康に引き締まってきます。

歯茎が引き締まることは決して悪いことではないですが、元々歯と歯の間の骨が薄く高さが低いため、骨の高さに合わせて歯茎も下がってしまいます。

➁もともと歯槽骨が不足している部分にも歯を並べる
これはもともとの歯並びのガタガタが大きい人ほど起こりやすいです。

ガタガタが大きい場合、歯が重なって生えている部分の下に十分な歯槽骨がないことがよくあります。

歯列矯正で歯並びを整えるには、そのような歯槽骨が少ない部分にも歯を並べざるをえません。結果、歯が並んだ後で歯茎が下がり、ブラックトライアングルができてしまいます。

4.どうやって治すの?

ブラックトライアングルを根本的に治す方法は、残念ながら今のところありません。
しかし基本的にブラックトライアングルができても歯の機能に影響はありません。

ブラックトライアングルで問題になるのは、主に「見た目(審美性)」です。

そこで多くの場合、ブラックトライアングルがある部分の歯と歯の間を少し削って、歯と歯を寄せます。この方法で、すき間をかなり目立たなくする処置を行います。

削るといっても歯の表面のエナメル質を研磨し隙間を作る程度で、歯がしみないように調整しながら行います。

他にもダイレクトボンディング治療や重度の場合には被せ物(クラウン)、外科的歯茎再生治療を取ることがあります。

ブラックトライアングルができるリスクは、歯周病や歯肉炎の状態、そして歯並びの不正の程度によって個人差があります。

ある程度は事前に予測がつくので、歯科医師にしっかりと口の中の状態を確認してもらうことが大切です。

ブラックトライアングルの予防には、日々の歯磨きも大切です。

強い力でブラッシングを行うと歯茎にダメージが起こり、歯肉退縮が起こりやすくなります。

また、歯石を放っておくと歯周病を悪化させる原因にもなるので、定期的に歯科医院でのクリーニングも行いましょう。

歯列矯正をしたいけどブラックトライアングルができるかも・・・
と不安な方も、まずはカウンセリングでご相談ください。

歯並びの状態に合わせて最適な治療プランをご提案させていただきます。
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